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事務仕事から転職をしたい。20代から始めるキャリアデザインとは。

2014.03.18

20代の「キャリアデザイン」お悩み相談室

Q

単調な事務仕事にウンザリ、今の仕事は向いていないのかも...

(24歳、大手メーカー営業補佐)

大学でマーケティングを専攻し、商品企画部を希望していたのに、営業補佐に配属され、現在2年目です。お客様からの発注管理やクレーム処理などの日々単調な仕事にウンザリ、今の仕事は自分には向いていないように思えます。このまま安定だけのために今の仕事を続けるのか、もっと向いている職種を探して転職すべきか、悩んでいます。

A

自分に向いている仕事は探すものではなく、作っていくものです

まず、なぜ自分に向いていないと思うのでしょう。その理由をはっきりさせなくては、やみくもに転職しても同じことの繰り返しになる可能性が高いですよ。自分が仕事で何がしたいのかを改めて整理してみましょう。

入社時には商品企画の仕事を希望していたんですよね。企画部で、どのような仕事をする自分になりたかったのでしょうか?今の自分とどのようなギャップを感じているのですか?例えば、営業補佐の仕事は、"将来への準備期間"と考え方を切り替えてみてはいかがでしょうか。大学で学んだマーケティングは知識であって、現場で実際に役立つかというとまた別の話。仕事には知識と現場経験の両方が必要です。もっと知識を得るために、今は業界の知識を深めたり、顧客からヒアリングしたりという経験を積み、理想の自分とのギャップを埋めているのです。同じ仕事でも意識の持ち方でやり方が変わってきます。将来、マーケティング・企画部門に携わりたいならば、営業はお客様の声を聞けるチャンス。こんな商品を作りたい、こんなサービスが必要では...というネタを拾い、提案する準備をしておく期間ととらえて、頑張ってみてはいかがでしょうか。

仕事の向き・不向きはすぐにわかるものではありません。営業補佐の仕事を一生懸命にするうちに技術や能力が身に付き、自分が向いている仕事かどうかがわかるようになります。向いている仕事は探すのではなく、自分でつくっていくものです。

「将来どんな自分になりたいか」という目標がはっきりとわかり、今の環境で頑張っても、そのギャップを埋められない、目標を実現することが出来ないのであれば、転職というのもひとつの選択肢になります。今がイヤだから転職するのではなく、目標に向かって頑張る、その意識が大事です。

また転職だけではなく、同じ会社で企画系職種への異動を目指すという方法もあります。そのためにはどんどん経験を積み、どんな環境でも活躍できる人材に成長すること。

ちょっと意識を変え、「仕事をしていると楽しい」「辛いこともあるけれど、楽しいこともある」と思えるようになれば、その仕事が自分に向いた仕事になったということだと思います。諦めずに、努力し続ければ、いつかきっと道は開けるはず。経験を自分の力として蓄えることで、アナタを輝かせる力もどんどん強くなりますよ。

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