【介護福祉士×資格】実際に介護を行い、その指導に当たることができる介護業界の中心的存在
介護福祉士とは?
介護福祉士の主な仕事は、老人ホームやショートステイ、訪問介護等で、介護が必要な方に対して実際の介護を行う、またはその指導をします。からだの機能が衰えてしまった方々に対しては、高い専門性と倫理観、正しい知識や技術を持って介護に当たらないと、症状の悪化やケガ、ひいては命に関わる問題に発展することもあります。介護福祉士は、それらの技術・知識を身につけたスペシャリストとして、介護の最前線で必要とされている仕事です。
介護福祉士の仕事内容
介護福祉士は、福祉の専門知識と医学的な介護技術を持ち、介護が必要な方への介護支援をする仕事です。具体的には、入浴や排せつ時、食事の際等のお世話を行い、できるだけ自立した生活を送れるように手助けをします。
医療的な知識はもちろんですが、精神的なケアを要求されることも多く、「受容・傾聴・共感」といったメンタル面でのスキルも必要とされます。
人対人の仕事ですので利用者の方の気持ちが理解でき、相手の立場に立つことができる深い人間性が要求される仕事と言えます。
また介護の専門者として、施設等では無資格者、ヘルパー2級者他介護職員等の指導的立場に立つことになります。
介護福祉士の資格をとる
介護福祉士は業界で唯一の国家資格であることから信用度も高く、介護施設に勤務した場合、資格手当等が付与されるケースもあります。受験資格として、実務経験が従業期間3年(1,095日)以上かつ従事日数540日以上とありますので、介護福祉士を目指すなら、まずは前述の施設等で実務経験を積む必要があります。
Way1:介護福祉士国家試験
介護業界で唯一の国家試験です。平成22年までの取得者数は812,000人ほどでまだまだ需要が高まると言われています。第1次試験が筆記試験、その後に第2次試験として実技試験があります。
- ●受験費用...10,650円
- ●受験内容...第1次試験の筆記試験(毎年1月頃に実施)は、110分。午後は100分。
第2次試験の実技試験(毎年3月頃に実施)は1次試験合格者のみ別途通知。
問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点者を合格とする。