悩めるキャリアの救世主！キャリアカウンセラーとは？
働くことに関する不安や不満は誰もが抱えていること。自分では解決の糸口が見えてこないとき、誰かに相談するという手があります。しかし相手のアドバイスによって、事態が暗転してしまうこともなきにしもあらず。仕事に関する悩みは誰に相談するのが適切なのでしょうか。ここではキャリアアップや就職・転職を支援するプロ「キャリアカウンセラー（※注）」を紹介します。
キャリアカウンセラーとは
「希望の会社に入れなかった」「今の仕事に不満があり、転職を考えている」「自分に何が向いているのかわからない」「キャリアアップの道がみえない」...、仕事に関する悩みや不安、不満は人それぞれ。このまま毎日、モヤモヤと一人で悩み続けますか。今の状況に悩みがあるならば、ぜひ改善して前に進みたいもの。そのためにも活用したいのが、キャリアカウンセリングを行う「キャリアカウンセラー」です。キャリアカウンセラーとは、 仕事に関わる人生をイキイキと自分らしく過ごせるようお手伝いするプロで、適職の発見はもちろん、その人が持つ能力や可能性を引き出し、キャリアアップや就職・転職の支援を仕事としている専門家です。
他人であるキャリアカウンセラーではなく、親身になってくれる友人や恋人、家族に相談したい、仕事のことは上司に相談したいと考える人もいるかもしれません。ただし身近な人は相談しやすいというメリットがある一方で、限界やデメリットもあります。悩みをすべてさらけ出すことに抵抗を感じる人もいるでしょうし、距離が近すぎるからこそ、言いだし辛いことがあります。また職場の上司自身が問題の源だったり、信頼できない上司だったりすると、そもそも相談が出来ませんよね。職場の同僚は単なる愚痴の言い合いに終始し、具体的な解決策が見出せないパターンも。
そこでオススメしたいのが「キャリアカウンセラー」です。全く利害関係や個人的なつながりのない環境で、アレコレ気を使わずに相談に乗ってもらえるからです。
色々なところで活躍するキャリアカウンセラー
大きな会社であれば、キャリアカウンセラーが常勤しているケースもあり、キャリアに関する相談だけではなく、精神的なストレスや悩みの相談も応えてもらえます。またハローワークをはじめとする公共機関、大学や専門学校の就職課やキャリアセンター、人材派遣会社や民間の職業紹介会社、また個人事業主やフリーランスのキャリアカウンセラーも存在します。
カウンセラーの導きをもとに、自分で納得のいく答えを出す
キャリアカウンセラーはあなたの相談や悩みに対して答えを出したり、指示を出したりすることはありません。キャリアカウンセラーの役割は、あくまでも支援すること。精査すべき点、改めて自分に問いかけるべき点、他の選択肢の有無など、あなたと対話を行い、サポートはしてくれますが、最終的に意思決定し、行動するのはあなた自身です。
働き方やキャリアデザインにはコレが絶対！というテッパンパターンも、正解もありません。しかし多くの働く人を見てきたキャリアカウンセラーは、様々なキャリアの軌跡からの発見や知識を持っていて、プロとして、あなたに合ったより良い考え方のヒントを与えてくれることでしょう。ヒントをもとに、自身の手でキャリアのハンドルを切り、決断を下すことが大事です。
仕事の悩みや壁の中には、なかなか一人では解決できないこともあると思います。モヤモヤしているならば、その思いを誰かに語り、聴いてもらうことで、悩みが整理でき、自分の進みたい方向や問題解決の方向へ、行動を起こすことができるようになります。行動の第一歩として、あなたの周りにいるキャリアカウンセラーを頼るのも一つの方法です。
※「キャリアカウンセラー」はキャリアコンサルタントと呼ばれる場合もありますが、ここではキャリアカウンセラーで統一しています
