一生モノの仕事を見つけよう！
20代の転職活動

新就職氷河期のさなかに勝ち取った就職先、だけど毎日の仕事が「なんだか違う」。入社して2～3年、20代半ばの転職志望者が増えているそう。そんな若手社会人に向け、実務経験がなくても将来に期待できる『第2新卒』の採用枠を設け、募集する企業も多く見られます。20代半ば、第2新卒と呼ばれる人が転職を成功させる秘訣とは？

悩み多き20代。なぜ、あなたは転職したいのか

必死の就活の末にやっと決まった就職先。しかし実際に働いてみるとミスマッチだったと気づき、新たな活躍の場を求めて会社を移る20代が増えているそう。大卒者の3割もの人が入社3年以内に辞めていると言われています。
「今の会社では自分のやりたいことができない」「残業が多い」「人間関係で悩んでいる」など、転職を希望する理由は様々。就職難だったゆえに採用が決まり、即入社したものの、働いているうちに自分の本当にやりたいことが見えてきたと思い悩む人も少なくないようです。
思い切って転職するべきか、今の職場でもう少し頑張るべきか。
まず今の仕事の課題と、課題がある環境のなかでどのくらいできることをやったのかについて考えてみましょう。今の職場で課題解決ができそうにないならば、転職するのも1つの手だと思います。体力も、やる気もある20代、特に『第2新卒』を優遇する企業も増えてきました。社会経験が少ない分、柔軟性があり、育成の余地も大きい層ととらえられているからです。新卒者にない、社会人としての常識やある程度のビジネススキルを備えていることも魅力の一つ。20代の転職希望者にとって今はチャンスと言えるでしょう。
しかし、いくら採用枠が増えているとはいえ、誰もが採用されるわけではないので注意。企業は「第2新卒歓迎」としながらも、数年で会社を辞めてしまった人が自社で長く勤めてくれるのかという不安を持っているからです。よって面接では明確な志望理由を聞かれます。初めて入社した仕事場ではできなかったことを再チャレンジで実現したい、自分の可能性を広げたい...、転職する動機や今の職場での不満の原因をきちんと探ることが、次の一歩へとつながります。

企業が働く20代の女性に求めることとは？

20代の転職者を採用するか否かは、将来へのビジョンと、その実現に向けた、やる気がポイントになってきます。やる気のみでOKな新卒と違い、第2新卒は「やる気・成長意欲を示す行動力」も大切です。キャリア実現を目指し、何を頑張っているのか。例えば、資格取得もその一つになるでしょう。企業は資格取得によって、その業務に対する知識を得ようと努力したことが理解できるからです。
自分は何がやりたいのか。頭の中で考えているだけでわからなければ、先輩や同僚、友人、いろいろな人と話をして視野を広げましょう。自分の仕事の意義や社会での自分の価値が再認識でき、自分の進むべき方向が見つかるかもしれません。
「仕事が面白くない」「上司がむかつく」とグチや不満ばかりを言っていても現状は何も変わりません。職場の環境や制度のせいで自分は成長できない...と会社にどっぷりと寄りかかっている人材を企業は採用したいと思わないからです。スキルを磨く努力を行い、必要とされる人材になるため、20代は自分のやりたい仕事について真剣に考え、設計していく"積極的な行動"をまずは大切にしましょう。
転職について悩むことは、「自分が輝ける会社とはどんな会社か？」「自分にとって価値ある仕事とは？」など、自身の仕事に対する考えを見つめ直す大切なチャンスでもあります！
20代という全力で自分に向き合える年齢の間に、今の自分に真剣に向き合い、なりたい自分になるために何が足りないかを考えて行動してくださいね。