×閉じる

ローンと学費に追われる40代夫婦のこれからの貯金方法とは?

2014.03.18

40代の「マネープラン」お悩み相談室

Q

共働き夫婦、家のローンと教育費でいっぱいいっぱいです

(40歳、百貨店勤務)

40歳、子供が2人、同い年の共働き夫婦です。30台後半で結婚する時、互いの貯金を頭金に新居を購入しました。家のローンが終わるのと、下の子が大学を卒業するのがちょうど私たちが60歳のときとなります。今は2人の子供の学費と家のローンでいっぱいいっぱい。60歳までこのままヒィヒィな生活を続け、終わるころには定年かと考えると、なんだかなぁという思いも。他の方はどうされているのか、気になります。

A

40歳の今は、しっかりとマネープランを考えるいいタイミングです

日本人の平均寿命を考えると、40歳はちょうど人生の折り返し地点にあたります。そろそろ人生後半のお金のことも考えたいですね。残り40年の人生のうち、例えば、あと20年を現役で働くことができる期間とすると、子供の教育費分や家のローンにまわしていたお金を定年退職までの期間、自分のために貯めて老後資金に...ということができません。つまり今から、子供たちの教育資金や住宅ローンの負担をこなしつつ、老後資金準備が必要となります。その意味でも、40歳代の今は、しっかりとマネープランを考える重要なタイミングといえるでしょう。

同い年の共働き夫婦とのことですから、同時にリタイア生活に入ることになります。まず互いの退職金や企業年金がどれくらいか、調べましょう。必ずその金額がもらえるとは限りませんが、だいたいの目安を知っておけば、老後資金へのマネープランも、より具体的に考えられますからね。配偶者はどう考えているのでしょうか?毎日の仕事が忙しいし、子どもや住宅ローンにお金がかかって老後の準備なんて...と先延ばしせず、ぜひ配偶者とじっくり考える時間をつくりたいもの。子どもたちが大人になって巣立ったあと、2人のセカンドライフを自由に楽しむためのプランニングです。キラキラな生活になるか、しょぼくれた生活になるか。ぜひキラキラと輝かせたいですよね!

これから先、半分以上の人生があるのですから、上手に今の貯蓄を増やしていくことも検討してみましょう。インターネットを調べれば、様々な金融商品、保険商品が紹介されています。またマネーセミナーに参加してみるのもいいのでは? 会社の帰りに立ち寄れる平日の夜のセミナーや週末に開催されるセミナーもあるみたいなので、ぜひ利用してみてください。ひと昔前まではマネーセミナー=怪しい匂いがプンプンでしたが、今は中立な立場をとる独立系のファイナンシャルプランナーが開催するセミナーや公的機関が主催するセミナーも増えています。

"二人で働くこと"に追加して、お金を有効活用する資産運用="お金自身にも働いてもらうこと"を考えてみてもいいですよね。

ページ
TOPへ