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30代のうちから出来る貯金方法。

2014.03.18

30代の「マネープラン」お悩み相談室

Q

一生独身かも...結婚しない女子のマネープラン

(33歳、事務派遣社員)

年収250万円の派遣社員で実家暮らし、彼氏はいません。ステキな彼氏が出来れば、結婚したい気もするけど、必死で婚活するくらいなら、一生独身のままでいいかなぁ~と思っています。コレっと言った目標もないし、老後のことといってもまだまだ遠い先の話で、今は友達と飲み会したり、買い物したり、夏休みに海外旅行したり、実際には貯まっては使いを繰り返し、現在の貯金額は50万円です。このまま、この生活を続けていいのか...と時折、不安になります。

A

一生独身かも...と思った今日から開始。老後資金準備は早く始めるほど、効果的!

一般的に結婚している人より独身の人の方が、自分のためだけに使える時間やお金が多いと言われています。給料のほとんどを自由に使うことができ、贅沢するのもしないのも自分次第。しかしその反面、病気や怪我で急に働けなくなったり、派遣契約を打ち切られて収入が途絶えたりという「もしものとき」も、ひとりで生きていかなければならない不安もあります。今は実家暮らしだから、家賃や病気などの点で安心感があると思います。しかしいつかは頼っていた自分が親の面倒を見る立場に変わるということも、頭の片隅に入れておくべきです。さらに自分が介護してもらわなければならない状態になっても、独身者はお金を払って他人に介護してもらわざるを得ません。それを考えると、万が一の状態に備え、元気なうちに医療保険などに加入し、介護費の貯金も用意しておいたほうが安心といえます。

なんて、脅すようなことばかり言ってしまいましたが、要は備えあれば、憂いなしということです。実家暮らしなら、住居費にさしてお金を割かなくて済むため、その分、貯蓄もある程度可能ではないでしょうか。老後資金に関しては、なるべく早い段階から、できれば一生独身かも...と思った今日から向き合って、しっかり備えておきたいところです。

現在の手取り額と生活費を把握し、老後に必要なお金を計算してみましょう。毎月いくら貯金しなければならないかがだいたいわかると思います。世間一般的に、60歳以上のシングル女性の老後に必要な生活費は5000万円と言われています(マジで?って感じですけれど)。無理と思った人は、いっそのこと転職して、収入自体を増やすことを考えてもいいですよね。資格取得等によってキャリアアップして正社員になる道を本気で探す努力をしてみるのも一案です。

老後のことはもちろんですが、自分の役割を確立できるスキルを身につけることが大事です。会社にとって必要な人間になれば、自ずと収入もアップします。老後の不安で立ち止まるのではなく、5年後、10年後の目標をクリアするという積み重ねで将来の自分を作っていきましょう。

老後資金準備は長いマラソンのようなもの。ゴールに向けてコツコツと準備を続けた人が、最終的に豊かな老後を手にすることができます。今後、結婚しても・しなくても、将来を見据えたマネープランを立て、老後に備えることが大切です。

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